専門家が警鐘 “ストロング系チューハイ”でアルコール依存

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 その大きな理由となっているのが、ストロング系の値段の安さだ。ネットの某サイトを見ると、缶ビール500ミリリットル1本は280円。ストロング系500ミリリットルは140~160円とミネラルウオーターよりも安い。

「しかも強炭酸で柑橘系の爽やかな味です。炭酸が入ったアルコールの方が血中濃度が短時間で上昇し酔いやすく、“安くて手っ取り早く気持ちよくなる”という点もポイントなのでしょう。毎日飲んでいるうち、次第に飲む本数が増えていき、当院に来た時には1日10本以上ストロング系を飲んでいる人もいました」(斉藤氏=以下同)

■500ミリリットルでテキーラ4杯分のアルコール量

 ストロング系のアルコール摂取量を計算すると思った以上に多いことが分かる。純アルコール量は「アルコール飲料の量×アルコール度数÷100×0.8」。アルコール度数9度のストロング系500ミリリットルでは純アルコール量は36グラム。これは、テキーラをショットで4杯弱飲んだ量に相当する(1日の適量は約20グラム)。テキーラをショット4杯、毎晩飲んでいたらさすがに飲み過ぎを自覚するだろうが、ストロング系では、さほど“多い”というイメージを抱かないのではないか。

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