心臓に原因も5割は無症状 突然死を起こす脳梗塞のリスク

公開日: 更新日:

 大きく報じられたわけではないが、気になった人はいるだろう。映画「釣りバカ日誌」や「たたら侍」などに出演していた女優の大越弥生さんの訃報が発表されたのは、先週11日。52歳の命を奪ったのは脳梗塞だった。

「脳梗塞には、3つのタイプがあって、そのうち2つは突然死を起こしにくい。大越さんが亡くなったときの状況が分からないので断言はできませんが、ひょっとすると、突然死につながる高リスクのタイプだったのかもしれません」

 こう言うのは、東京都健康長寿医療センターの桑島巌顧問(循環器専門医)だ。どういうことなのか、詳しく聞いた。

 どのタイプにせよ、脳梗塞は、脳の血管が詰まる病気だ。海底に少しずつヘドロがたまるように、少しずつじわじわと動脈硬化を起こして血管が詰まるが、突然死は起こしにくい。

 医学的にはラクナ梗塞とアテローム血栓性梗塞と呼ばれる。2つの違いは血管の太さの違い、微小血管で生じるのがラクナ梗塞だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり