2日以上続くなら要注意…長引く「しゃっくり」に潜む病気

公開日: 更新日:

 冷たい飲み物や食べ物が欲しくなる夏は「しゃっくり」が出やすい季節だ。胃腸などへの刺激がしゃっくりを招くからだ。すぐにおさまる場合は気にする必要はないが、2日以上続くしゃっくりは要注意。病気や薬の副作用が隠れている可能性がある。「弘邦医院」(東京・葛西)の林雅之院長に話を聞いた。

「しゃっくりは胸とお腹を仕切って、呼吸する際に収縮して息を吸い込めるように働く横隔膜がけいれんすることで起きます。しゃっくりに関係する神経経路が刺激を受けた結果、脳の延髄という場所から横隔膜などに向けて筋肉を縮ませる信号が出るからです」

 しゃっくりで“ヒック”という独特な音を発するのは、横隔膜が収縮して肺に急に空気が入ると同時に声帯が素早く閉じるためだ。

 しゃっくりを引き起こす刺激となるのは、早食いや過食、炭酸飲料水など急激に胃を膨らませた場合、冷たい食べ物や熱い食べ物など胃の急激な温度変化が出た場合、お酒や辛い物を食べるなど、胃に刺激を与えたときなど。

「胃には脳に直接つながっている迷走神経が多く通っているからです。ほかにも喫煙や興奮や心理的ストレスもしゃっくりにつながる刺激となります。ただ、こうしたしゃっくりのほとんどは、数時間もすれば自然におさまります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動