東大大学院教授が解説 スロトレで認知症予防・がん抑制

公開日: 更新日:

 松本人志春日俊彰らマッチョ芸人は少なくない。筋肉ブームに拍車をかけたのが、昨夏に深夜放送でバズったNHKの「みんなで筋肉体操」だろう。その新春スペシャルの放送が決まり、来年も筋肉ブームが続きそうだ。番組に登場するほどの筋肉自慢はともかく、中高年では、筋肉の有無が生活の質を左右するという。「筋肉博士」の異名を持つ東大大学院教授の石井直方氏に聞いた。

 酔っているわけでもないのに転ぶことがある。段差もないのに……。50歳を過ぎたころから、そんな悩みを聞くようになる。

「年のせい」でゴマカしがちだが、筋肉の衰えはそんな生やさしいものではないのだ。

「加齢で筋肉が減り、筋力が低下することをサルコペニアといいます。その影響を強く受ける筋肉は、太ももの前、お尻、お腹、背中、つまり足腰の筋肉です。太ももの前の筋肉が衰えると、足が上がりにくくなり、歩幅が狭くなります。歩行が不安定になる原因の一つはそれで、つまずきやすくなるのです」

 筋肉量は一般に30歳くらいをピークに緩やかに減っていく。50歳を過ぎると、下り坂が急になり、80歳になると30歳の半分だ。筋肉量が特に減りやすいのが、太ももの前だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」