頭木弘樹さんは潰瘍性大腸炎で13年間入退院を繰り返し…

公開日: 更新日:

 しかも、これがこの病気の困った特徴のひとつなのですが、なぜかその後に血便も下痢もすっかり治ってしまったんですね。1カ月ぐらいは正常でした。再び下痢と血便が始まっても、「今回も治るはず」と放置してしまいました。

 その後、やはり治らないので3度目の病院に行きました。その時も結局、血便を言い出せず終わったんですが、あまりに下痢が続くということで医師に「注腸検査をしましょうか?」と提案されました。ただ、検査の内容を聞くと、カエルのお尻にストローをさして膨らますような検査と説明されて、お断りして帰ってきました。

 そのうちどんどん悪くなって、1日に30回ぐらいトイレに行き、血が混じるどころか血しか出ない状態になりました。熱は出るし、動けなくて家から出られない……。

 助かったのは、欠席が続いているのを心配して来てくれた友人のおかげです。ゲッソリした僕を見て、すぐに救急病院に担ぎ込んでくれました。腸内は大出血していて、血液検査をされた途端に貧血で倒れました。その後、例の注腸検査ですぐに「潰瘍性大腸炎」と診断され、即入院となりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」