在宅医療の方が入院して治療を受けるよりも値段が高い?
在宅で療養するサービスとして、定期的に医師が訪問する「訪問診療」、医師の指示で看護師が訪問し看護する「訪問看護」、ホームヘルパーが生活をサポートする「訪問介護」などがあります。
たくさんの職種が関わるので、「病院に入院して治療を受けるより在宅医療の方が値段が高いのでは」と考える人もいるでしょう。
しかし一般的に、病院に入院した場合より高いということはありません。
使える保険には、医療保険と介護保険があります。医療保険はご存じの通り、治療費の一部をカバーしてくれるもので、日本では国民全員が何らかの公的医療保険に加入しています。
これに対し介護保険は、加入対象が65歳以上の第1号被保険者と40歳以上65歳未満の第2号被保険者になります。
通院せずに自宅で療養しながら介護サービスを受ける場合、患者が第1号被保険者だと、介護保険によって介護ベッドや歩行時の補助具などを安く借りられたり、買い物に行く時にヘルパーさんに付き添ってもらえるなど、在宅で過ごす上での生活支援が受けられます。