著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

アブには濃度30%のディート入り虫除けスプレーが効果あり

公開日: 更新日:

 幸運なことに、私はまだアブに刺されたことがありません。もしかすると子供の頃、1回ぐらいは刺されたかもしれませんが、記憶にないので多分未経験だと思います。しかし知り合いの中に登山好きがいて、刺されたことがあると言っています。登っている最中に後をずっとつけてきて、すきを見つけて刺してくるのだそうです。またアユ釣りが好きな知人に聞いたところ、アブは難敵で、釣行のたびに狙われるそうです。かなりのスピードで飛んできて、ずっと顔の周りを飛び回っているのだとか。

 アブといっても種類はいろいろ。日本には100種類ほどのアブがいます。そのうち吸血性のものは10種類ほどで、残りは花の密を主食にしたり、別の昆虫を食べたりして生活しています。また吸血性のアブでも、血を吸うのは産卵が近い雌に限られます。雄や若い雌は、樹液などを食べて暮らしています。

 吸血性のアブは、棲んでいる場所で大きく2つのグループに分けることができます。牧場や民家の近くに棲んでいるグループと、山奥の清流周辺に棲んでいるグループです。前者の代表はヤマトアブと、ウシアブやアカウシアブなどで、名前の通りウシなどの家畜を主なターゲットにしています。後者の代表はイヨシロオビアブやキンイロアブです。登山や渓流釣りで問題になるのは、こちらのアブです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動