コロナワクチン接種で「不正出血」が起こる? 専門家に聞いた
不正出血を起こす病気は複数ある。子宮頚がん、子宮体がん、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、甲状腺機能異常、女性ホルモン異常、排卵障害などだ。
「子宮頚がん検診をこの2年受けていないようなら、不正出血が1度だけでも、1カ月以内に治っても、念のために検診を受けることを強くお勧めします」
20代でも、閉経していても、子宮頚がんワクチンを過去に打っている人も、同様だ。実際、子宮頚がんは、不正出血がきっかけで発見されることが結構ある。子宮頚がんは30~50代の女性に多いがんで、性行為の回数が多い人、性行為のパートナーが多い人、喫煙者でリスクが高まるが、基本的には子宮があり、性行為の経験があるなら、誰でも発症する可能性がある。
12歳以上のワクチン接種も始まっている。思春期で不正出血があった場合は、どうすればいい?
「思春期は女性ホルモンのバランスが崩れやすく、もともと不正出血が起こりやすい。出血量が多かったり、1週間以上続くなら婦人科に相談してください」