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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

パソコンやスマホを長時間使う人ほど過食になり太りやすい

公開日: 更新日:

 カリフォルニア大学小児科の医師は、「テレビやスマホなどの画面に注意を引きつけられていると、高カロリーの清涼飲料やジャンクフードを食べ過ぎるのをやめられなくなる恐れがある」「テレビやネットには食品広告があり、食欲をコントロールできなくなる」と指摘しています。

 子供時代に肥満になるのも問題ですが、さらに問題なのは、子供時代に身に付いたそれらの習慣は、成人以降も継続し、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症といった生活習慣病のリスクを上げることです。成人し、結婚、出産、子育てとなると、生活習慣を発症しやすいその習慣が、彼らの子供にも受け継がれる懸念があります。

「自分の子供を見ていても、確かに太った」と思った方は、今日から子供の生活習慣を変える努力を始めてはいかがでしょうか? その時にチェックして欲しいのは、子供の生活習慣を正す前に、「自分はどうか?」ということ。

 子供も長時間パソコンやスマホを見ているが、親も長時間パソコンやスマホを見ているという家庭は結構多いです。


「思い切って夜はパソコンやスマホを見るのをやめたら、熟睡できるようになった」と話すのは、中学生と小学生の子供を持つ40代男性。

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