性感染症編(8)梅毒だと入所できる老人ホームが限られる可能性も

公開日: 更新日:

 梅毒の感染拡大が止まらない。国立感染症研究所が8月26日に発表した統計データによると、同8~14日で新たに101人の感染者が見つかり、今年の累計は7241人となった。このままのペースでいけば1万人を超えるのは確実の情勢だ。夜も元気な60歳以上の人は注意が必要だ。「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)の著者で日本性感染症学会の功労会員でもある「プライベートケアクリニック東京」の尾上泰彦院長に話を聞いた。

「かつては不治の病のイメージのあった梅毒ですが、いまは良い薬があり、内服薬、あるいは1回の筋肉注射(ステルイズ)で治療すれば完治します。しかし、梅毒は症状が出ても時間が経つと消失してしまうため、人によっては気が付かないことも多い。仮に自覚したとしても60歳以上だと恥ずかしさが先に立って、なかなか病院に行きたがりません。しかし、未治療のままにしておくと病状が進行するだけでなく思わぬ不利益を被ることになります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり