重症化しづらい若者の感染が集団免疫をつくる インフルエンザに学ぶ

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 国立感染症研究所は、感染症予測調査事業として「インフルエンザ感受性試験」を行い、ワクチン接種前や流行前の年齢別抗体保有状況を調べているが、若い世代の抗体保有率が高いことがわかっている。それはその前のシーズンに若者ほど季節性インフルエンザに感染して抗体を持ち続けているからだろう。

「私たちは季節性インフルエンザからいま学ぶべきではないでしょうか。むろん、若い人全員が免疫力があるとは限りません。持病などの問題で免疫力の弱い若者もいますから、そういう人はワクチンの継続的な接種などの個別な対応が必要で、一律に判断することはできません。しかし、前回述べた『心の問題』も考えれば、元気な若者から新型コロナの終わりの始まりをスタートさせてはどうでしょうか」

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