クルマを運転している時に表れる認知機能の低下サインとは?

公開日: 更新日:

 最近、高齢者の運転中の事故に関するニュースを目にする機会が増えました。日常生活では気づかない初期の認知機能の低下が、運転動作に表れることはあります。警視庁のホームページにも、軽度認知障害の人が運転している時に表れやすいサインが、「運転時認知障害早期発見チェックリスト30」として掲載されています。5問以上当てはまると要注意とされているので、高齢のご家族に不安があればチェックしてみるとよいでしょう。

 たとえば「カーステレオやカーナビの操作ができなくなった」という項目がありますが、そもそも患者さんは使えなくなるとカーステレオに触らなくなります。運転自体に問題がなくても、普段やっていた操作をやらなくなったようであれば注意してください。また、「急発進や急ブレーキ、急ハンドルなど、運転が荒くなった(と言われるようになった)」という項目があります。認知機能の低下のサインとして、ブレーキをかけるタイミングが遅れるので、とくにカーブが続いた時の対応が遅くなります。アクセルをふかしすぎたり、急発車や急ブレーキも増えます。

 こうした判断基準を見ていると「集中力」と「注意力」に重点が置かれていますし、実際、この2点の低下が運転時に表れる一番のサインであることが分かっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及