認知症患者が1人で家にいるときに不安を感じさせない方法は?

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 認知症が進行すると、不安の症状が強く現れるケースがあります。よく、認知症の患者さんを在宅介護されている家族から、「外出していると、大した用事もないのに何度も電話をかけてくる」と聞きます。患者さんはなぜ今1人で家にいるのか分からず不安を感じ、電話をかけてしまうのです。

 在宅で介護をしている場合、買い物や用事で患者さんを家で1人にさせる時間は避けられないでしょう。短期記憶の障害で、直前のことを思い出せない患者さんは「出かけてくるね」と伝えてもその内容を忘れてしまいます。留守にする際は、どこに行っているか分かるように具体的な場所と、明確な帰宅時間を紙に書いて貼るといいでしょう。ダイニングテーブルなど、目に付きやすいところに貼ってください。

 また、外出する際は一言、患者さんに声掛けをすると思います。ですが、離れた場所から大きな声で話しかけても、認知症の患者さんは、感覚を受け取れる範囲が狭いので、耳に言葉が入っていないケースが多いです。目線の高さを合わせ、目をしっかり見ながら話すと伝わりやすいといえます。

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