梅毒急増のなぜ(5)感染者の60%は性風俗以外…SNSが変えた「パパ活」と女性の性意識

公開日: 更新日:

「気になるのは、若い女性の間で“結婚願望”が後退し、性行為に積極的な一部の若い女性の性行動の多様化が性感染症拡大につながっているのでは、と推測できる点です」

 たとえば結婚は、かつては女性の社会的・経済的ポジションをアップさせる「成り上がり婚」だったが、今はその逆の「成り下がり婚」も多い。結婚すれば、家計を助ける収入を求められ、家事も育児も介護も一方的に押し付けられる。ネット上にはその手の情報であふれていることから、「ならば結婚せず、性欲は結婚につながらない性行為で満たせばいい」と考える女性もいる。

 一方で、結婚しても性の意識は変化しているようだ。かつて発売された女性ファッション誌のアンケート調査で、「彼氏や夫以外に、セックスする相手(セフレ)がいる」と答えた女性(主に20代前半~30代)が約14%に上っていたことに仰天したが、いまその比率は増加していてもおかしくない。(つづく)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動