著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

眼精疲労対策…仕事中は冷たいタオル、夜は温かいタオルを目の上に

公開日: 更新日:

 パソコンやスマホを長時間見続け、「目が疲れた」と感じることが多い皆さん。眼精疲労で充血した場合、昼間であれば、冷たいタオルを目を閉じたまぶたの上に置いて冷やすのが効果的です。

 スポーツ選手がよく、試合や練習中にコールドスプレーを筋肉に吹きかけているのを見たことがありませんか。筋肉が熱を持っているために疲れてしまい、次の動きが出にくくなる。リフレッシュするために、冷たいスプレーで刺激を与えています。

 目を冷たいタオルで冷やすのも同じ理由。ピントを合わせるために頑張り続けている目を、いったんクールダウンさせるんですね。冷やすことで疲れが取れ、その後の仕事の効率アップにつながります。

 対して、夜は目を温めてほぐしましょう。お風呂のお湯にタオルを浸して固く絞り、湯船につかっている間に目の上にのせておく。これによって、目のマイボーム腺の脂の詰まりも予防できます。

 マイボーム腺は、まぶたのまつ毛の少し奥にある脂の分泌腺で、上下のまぶたを合わせると70個近くあるもの。油分を分泌し、涙の成分に油分を加えて油膜を作り、涙の蒸発を防ぐ役割を担っています。マイボーム腺が詰まるとドライアイがひどくなり、眼精疲労がよりひどくなります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動