著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

2種類の点眼薬をさすとき「5分間隔」にしなければならない理由

公開日: 更新日:

【使用期限に注意】

 点眼薬は、開封後1カ月を目安として処分する。以前この連載でも説明したことがありますが、守っていただけているでしょうか。容器に記載されている使用期限は開封可能な期限なので、開封後は1カ月を使用の目安として、残った薬は必ず処分するようにしてください。

【点眼後はしっかりとキャップを閉め、直射日光が当たらないなるべく涼しい場所で保管を】

 特に夏場は、家の中といえども場所によっては思いのほか高温となっていることもあるので注意が必要です。

子どもの手の届かない場所に保管する】

 お子さんが誤って点眼したり誤飲する恐れがあるので、必ず手が届かない場所に保管するようにしましょう。

【防虫剤や湿布薬の近くは避ける】

 これは知らない人も多いかもしれません。点眼薬は、防虫剤や湿布薬の近くの保存は避ける。芳香剤と一緒に保管するのも避けましょう。また、点眼薬に直接油性ペンで文字を記入したりしないこと。揮発成分やメントールなどのにおいが、点眼容器を通って点眼薬に溶け込むことがあるためです。

【連載】一生見える目をつくる

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