「熱あたり」を防ぐ…体を暑さに慣らすために今からやるべき2つの方法
なお、水分は糖分入りやアルコール以外であれば、好みのものでOK。コーヒーや紅茶が好きな人は、それらを飲むといい。
「コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは利尿作用があります。普段からカフェイン入り飲料を飲んでいない人であれば、トイレが近くなる可能性があるので、おすすめはできません。しかし、日常的に飲んでいるけど特に問題を感じていないという人は、カフェインへの耐性ができています。トイレが近くなることもありません」
前述の通り、熱あたりには熱中症も含まれる。
暑熱順化ができあがっていない段階で熱中症らしき症状を感じたら、医療機関を受診するか・しないか、どうやって判断すべきか?
「水分補給を自力でできない場合や意識がおかしい時は、誰かの助けを借りて医療機関を受診する、場合によっては救急車を呼ぶ。熱中症は、まずいと感じた時には進行しており、どんどん悪化して動けなくなり、意識がなくなる恐れがあります。まだ大丈夫という段階で手を打つべきです」
熱中症の救急搬送が急増するのは、梅雨明けだ。それまでに暑熱順化をしっかりやっておこう。