世界救世教の分派「救世神教」はコロナ禍前から“ワクチンは劇薬”と主張していた
ところが前出の麻疹集団感染である。さすがの教団も同年1月、ウェブサイトに謝罪文を掲載し、「保健所の指導に従う」と表明した。
■麻疹を集団感染させて謝罪も…
しかし3カ月後の4月、筆者が三重県の本部に行ってみると、いまだに売店で“反医療”の冊子が販売され、そこにはこう記されていた。
〈麻疹や百日咳は、母胎中で栄養分と共に吸収した古血や汚物の浄化であり、大いに喜ぶべきことである〉(「いきいきライフ 信仰・食・運動が健康の基」から)
〈インフルエンザ・ワクチンは、ほとんど効かない〉(「いきいきライフ補足編2 大浄化に備えて-原発事故・新型インフルエンザ対策-」から)
〈インフルエンザ・ワクチンは、毒薬に次ぐ強い毒性を持つ劇薬〉(同前)
保健所の指導を受けながらも、教義は変更できないようだ。
その一方で、鈴木エイト氏のこんな証言もある。