岸田首相「適切なタイミングで適切に対応」の意味…裏金疑惑の安倍派議員「全員アウト」の可能性

公開日: 更新日:

「国政の遅滞を生じさせないために、適切なタイミングで適切に対応を考えたい」

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、岸田文雄首相(66)は11日朝、首相官邸で記者団のぶらさがり会見に応じ、同派に所属する閣僚、副大臣、政務官の計15人を全員代える方向で調整に入った。

【写真】この記事の関連写真を見る(17枚)

「政治資金に関して国民に疑念が広がっている。深刻に受け止め、危機感を持っている」

 硬い表情でこうも強調した岸田首相。これ以上、政権に対するマイナスイメージが国民の間に広がることを避けるためのリスク管理なのだろうが、安倍派の15人全員交代とはある意味、衝撃ではないか。なぜなら、同派所属議員について「全員アウトの可能性がある」と岸田首相が認めたようなものだからだ。

《岸田さん、とうとう認めたね。安倍派はヤバいと。付け加えれば適材適所でもなかったと》《とりあえず大臣らの職を解き、会見などで露出しないようしたのだろうが、逃げ切れると思ったら大間違い》《誰かおらぬか~と叫んでも、シロな人は自民党にいない》

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    ふざけるな、石破政権もサラリーマン増税かよ!潰れたはずの「退職金課税」政府税調で再浮上

  2. 2

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  3. 3

    玉木雄一郎氏に「包囲網」…“グラドル不倫”騒動収まらず、自民・立憲・財務省で思惑一致

  4. 4

    飛び交う玉木雄一郎代表「12月辞任説」…国民民主党ついに倫理委員会で“グラドル不倫”調査

  5. 5

    ダイエー、イトーヨーカ堂…日本の小売りを支えた都市型総合スーパーが衰退した理由

  1. 6

    裏金自民「企業・団体献金の禁止」そっちのけで「個人献金の税制優遇」だあ?カネ集めのためなら“斬新策”次々

  2. 7

    斎藤元彦知事「百条委」の欠席理由「全国知事会」はそんなに重要? 自身の過去出席率は4割弱

  3. 8

    自民裏金議員12人が“ドサクサ復権”の仰天! 党役職抜擢の全員が政倫審での弁明は拒否した面々

  4. 9

    物議醸す石破首相の「座ったまま握手」は外務省の大失態! 外交デビューにミソ、元国際情報局長バッサリ

  5. 10

    1ドル=160円台の“悪夢”再来か…植田日銀「利上げは情勢次第」発言でズルズル円安に

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動