自民党安倍派のパー券裏金疑惑は反社の“みかじめ料”と同じではないか
完全にタガが外れた。底が抜けたと言ってもいい。
自民党安倍派のパーティー券裏金の実態は、記載漏れなどでは収まらぬ長年続いた組織的犯罪だった。言い逃れようとする者、居直る者、実態を証言し自分の罪を軽くしようとする者。まあ、自民党なんてこんなものだろうと思ってはいたが、検察が本気を出さなきゃ、ここまで明るみには出なかった。
企業献金をパーティー券という隠れみのでかき集め派閥に集中してキックバック、もらった個人は何に使っても領収書なしでいい。これが裏金のシステムだ。
しかも売る方がエラそうで、黙って2万円のパー券を10枚束で差し出せば、大企業は何枚も買い(お得意さまは経団連)、地方企業は10枚ずつ、これまた何も言わず買うのが習慣になっていた。大企業はもちろんメリットがある。法人税引き下げ、消費税の還付、その他の利益誘導(原発推進、保険証廃止など)、地方企業は、逆に買わない時のデメリットが怖い。それ以後相手にしてもらえなくなるからだ。これはもう「みかじめ料」。反社の「アウトレイジ」の世界だ。