どんどん狂う岸田首相の「裏金処分」幕引きシナリオ…政倫審でのウソ発覚、森元首相「関与」証言も
処分「選挙での非公認」浮上にも「大甘」だとの批判
安倍派幹部らへの処分について「選挙での非公認」が浮上していることにも、「大甘」だとの批判が上がっている。
27日の参院予算委で岸田首相は野党議員から「コロナ禍で銀座のクラブ通いをしていた銀座3兄弟は離党勧告。どっちが悪質なのか」と追及された。自民党内でも「『非公認』や『党員資格停止』では有権者は厳しいとは受け止めないだろう」(中堅議員)との声がある。
「『非公認』は裏を返せば、選挙までは普通に自民党にいるということ。少なくとも離党勧告や除名じゃなければ、国民は納得しないでしょう。大多数の裏金議員が『戒告』程度と言われているのもナンセンス。大甘処分は国民を愚弄している」(本澤二郎氏)
そのうえ、岸田首相の聴取を受けた安倍派幹部の一部が「キックバック再開の判断には森元首相が関与していた」という新たな証言をしたと、27日に日本テレビが報じた。だとすると、森元首相も聴取対象になってくる。野党は森元首相の参考人招致や証人喚問をますます要求するだろう。
いよいよ岸田首相の「幕引きシナリオ」は狂ってきた。