石破政権が短命だと株価はどうなる? 歴代首相の在任期間との関係を調べてると…
「自公政権の過半数割れがあるか」が最大争点の今回の総選挙。石破内閣はやはり短命政権になるのだろうか。その場合の株価の変動は?
歴代の首相の在任期間と株価の関係を調べてみた。ちなみに直近の岸田政権は、日経平均の史上最高値更新もあったが、今年8月上旬には大暴落を記録し、約3年間の在任中の株価は35.9%の上昇にとどまった(内閣発足時と総辞職時を比較した日経平均の騰落率)。
在任期間が長い内閣からみていくと、7.8年で最長の第2次安倍内閣は約2.3倍、7.7年の佐藤内閣は約3倍。次の5.4年の小泉内閣は+11.34%、5年の中曽根内閣は約2.9倍だった。
小泉政権が意外な成果だったのは、在任中にⅠTバブル崩壊があり、日経平均は高値1万4529円(01年5月)から安値7607円(03年4月)まで47.6%も下落したせいだ。その後は1万7563円(06年4月)まで回復し安値からは約2.3倍と大幅回復している。
調べてみると、2.5年以上続いた内閣の株価はすべて上昇していて、平均で約2.1倍だった。