吉村洋文府知事もう「維新」の代表ヅラだが…街宣で“封印”大阪万博チケットは売れ行きメタメタ
そもそも県議会の自主解散には、全議員85人の4分の3以上が出席し、5分の4以上の同意を得る必要がある。第2会派の維新(21人)単独では到底ムリだ。
ハナから実現不可能な注文を付けること自体、おかしな話だが、大阪の首長が兵庫県政に口出しするのもおこがましい。県議選に突入しても余計な経費がかかるだけで、維新の看板である「身を切る改革」「無駄削減」と逆行する。
■2週間で6万枚とペース激減
よそにしゃしゃり出る前に、吉村知事は自身の足元を心配したらどうか。来年4月に開幕する大阪・関西万博のチケット販売状況が壊滅的なのだ。
吉村知事は25日、仏パリ近郊で開かれる博覧会国際事務局(BIE)総会に出席するため、関西空港を出発。「万博の中身を世界各国に伝える最後の機会」と意気込んでいたが、そもそも国内の機運醸成が進んでいない。
前売りチケットの売り上げペースは先月10日に企業向けの700万枚を突破した時点から急失速。それまで週あたり数十万~100万枚のペースだったのに、今月に入ってから730万枚(6日)→731万枚(13日)→736万枚(20日)と2週間で6万枚しか売れていない。この超低空飛行で推移していけば、販売目標の1400万枚は絵に描いた餅だ。