<第12回>思い切った行動に出始めた被災者たち
「棄民にされてたまるか」
毎週金曜日の夜、首相官邸前で行われる反原発集会では、多くの人が「福島返せ!」「再稼働反対!」のシュプレヒコールを繰り返す。私も取材を兼ねて参加するが、顔見知りの初老の男性に強く言われたことがある。
「福島の人はもっと抗議の声を上げるべきだ。そうしないと“棄民”にされるぞ―…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,080文字/全文1,220文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】