岸田首相と森喜朗元首相に会食報道…SNSで《密室料亭政治の醜悪》とコキおろされる必然
《こういう姿勢が古い体質と言われているのに分からないのか》《料亭で会食しながら、保身とカネのための密談をする。刷新とやらは言葉だけだったな》……。
9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選への出馬を辞退する意向を示した岸田文雄首相(67)が26日夜、森喜朗元首相(87)と東京都内の日本料理店で会食した――と報じられたことに対し、SNS上で戸惑いと批判の声が飛び交っている。
会合に同席した自民党の松山政司参院幹事長(65)によると、岸田首相は党総裁選に触れ、「多くの人が立候補し、新たな自民党をつくるためにいいスタートができた」と語ったというのだが、ちょっと待ってほしい。
「新生自民党を国民の前にしっかり示すことが必要」「自民党が変わることを示す、最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことです」
岸田首相は不出馬を明言した会見で、こう訴えていたはず。内閣支持率が2割台と低迷するきっかけとなった党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題についても、「国民の政治不信を招く事態が相次いで生じた」と振り返っていたのではないか。