政界引退の足立康史議員による“復讐”まで囁かれ…衆院選後に維新を待ち受ける「分裂劇」
東京1区の主な候補予定者は、立憲民主党の海江田万里衆院副議長と自民党の山田美樹議員。音喜多は参院東京選挙区からの鞍替えで地縁がなく、ただでさえ当選は厳しいと目されている。他に“維新的”な候補が出馬したら票が割れ、ひとたまりもないだろう。
■党創設者が“新生維新”立ち上げか
それにしても、党勢低迷が著しい維新はこんな内ゲバにかまけている場合ではないはずだ。衆院選でボロ負けしかねないだけでなく、選挙後は「分裂」する可能性が高まっているのだ。永田町では「維新創設者の橋下徹元大阪市長と大阪府の吉村洋文知事が党を割り、都知事選で名前を売った石丸伸二・前安芸高田市長と手を組み、“新生維新”を作るのでは」と囁かれている。
前出とは別の維新関係者が言う。
「何を考えているか分からない石丸さんはともかく、橋下さんが吉村さんと新たな政党を立ち上げる可能性はある。橋下さんは古い政党になり下がった今の維新を潰すべきと考えている。馬場伸幸代表ら現職役員を除き、関西組の一部を引き連れていくだろう。まず、東京組とは決別するとみられています」