政界引退の足立康史議員による“復讐”まで囁かれ…衆院選後に維新を待ち受ける「分裂劇」

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 ただでは終わらなそうだ。

 日本維新の会から党員資格停止処分を受けている足立康史衆院議員(58=大阪9区)が政界引退を表明。4月の衆院東京15区補欠選挙で党の対応を批判し、6月に6カ月の党員資格停止処分を受けた。次期衆院選に無所属で立候補する考えを示していたが、維新が対抗馬を擁立する方針であることを踏まえ、分裂選挙を避けるために決断したという。

「足立さんの復讐が始まるだろう」と言うのは、ある維新関係者だ。

「足立さんが批判したのは、15区補選で違法な疑いのあるビラを陣営が配っていたこと。ただ、選挙中だったため東京維新の幹部が激怒。『現場を混乱させた』との理由で足立さんの処分を求めた。特に『足立だけは許さん』と激しかったのは音喜多駿政調会長でした。結果的に足立さんは処分され、引退にまで追い込まれた。そのため、足立さんと彼の支援者は恨み骨髄。衆院選で東京1区から出馬予定の音喜多さんを落選させるために、候補者をブツけてくるのではと囁かれています。実際、出馬に意欲を示している支援者もいるようです」

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