立憲・安住淳氏「衆議院予算委員長」就任が持つ意味…「学級崩壊」「嘘つき大会」の委員会は変わるのか?

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 いい加減な説明が繰り返される場面が常態化し、国民から「学級崩壊」「嘘つき大会」などと揶揄する声も出たものの、当時の委員長は閣僚らに注意を促すことも、運営を改善しようともせず、ただ見て見ぬふりだった。

 法案審議でも、野党欠席のまま審議時間を消化する「空回し」という“禁じ手”を容認して「散会」を宣言。そのまま強行採決に至るケースもみられたが、少数与党に転落した自民、公明は今後はそういった強引な手法は取れなくなるわけだ。

 新たな予算委員長には立憲の安住淳・前国会対策委員長(62)が就くとみられる。

 旧民主党政権で財務相を務めたほか、国対委員長の経験から国会運営を熟知しているから、石破茂首相(67)や他の閣僚、官僚もこれまでのようなノラリクラリ答弁は通用しないだろう。

《ようやく学級崩壊状態だった予算委員会が正常化する》

《行事が相撲を取っていたような国会運営はなくなるかな》

《緊張感のある予算員会になるだろう》

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