悪いのはハリルだけか 監督解任劇の裏に潜む私怨と巨悪

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 それでも「ベルギー遠征前からも信頼関係が揺らいでいた。技術委員長だった西野さんにも責任があるのでは?」と報道陣から厳しい質問が飛ぶと、「(昨年12月16日のE―1選手権)韓国戦に大敗した後も多くの議論をし、そこでも代えるリスクと、本当に代えるとしたら誰がいいんだと議論をした。西野さんはハリルホジッチ監督を最後までサポートした。技術委員長として、代表チームをサポートしてくれていた。サポートすることを最後までやってくれていたから、私は西野さんを選んだ」とかばい続けた。

 自身の立場については「ここまでになった責任はあるかもしれない」と言いながらも、「放置してそのまま責任がなくなるかというとそうではない。日本サッカーの発展を第一に考えないといけない。W杯で勝つ可能性を数パーセントでも上げたい。むざむざ、この状況を見ているわけにはいかなかった。この状況を打破するために決断をした」と最後まで自身の正当性を主張した。

 この日の会見でそんな田嶋会長を「いかに技術委員会が機能していないかが分かった。日本は(W杯本大会で)ベスト16がノルマになると思うが、それが達成できなかった場合、会長は責任をどう取るつもりか?」とただした、元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。

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