10代最多32号 ヤクルト村上“2冠”なら年俸どこまで上がる?
清原・坂本勇超えもあるかもしれない。
優勝の可能性が完全消滅し、CS進出も絶望的な最下位ヤクルト。5日は広島に完敗し、5位中日とのゲーム差は8に広がった。
そんなチームで奮闘しているのが村上(19)だ。もっか32本塁打(リーグ4位)、90打点(同1位タイ)。高卒2年目以内の記録に限れば、中西太(1953年西鉄)の86打点、清原(86年西武)の31本塁打を上回った。仮に打撃2冠を獲得したら、年俸は今季の800万円からいくらアップするのか。
あるセ球団のフロントは「ヤクルトの査定担当は悩むだろう」と、こう話す。
「村上の成績は高卒2年目としてずばぬけているが、チームは最下位なので貢献度という点では評価しにくい。だが、チーム成績にかかわらず、村上の打撃成績は何度もメディアで取り上げられた。チームの広告塔としての役割は大きい。フロントはこれをどう評価するか。将来性のある若手の年俸をケチれば球団の印象も悪くなる。守備のマイナス査定は大きいが、2冠なら3000万円は出さないと、格好がつかないのではないか」