野村阪神と2人の「TSUYOSHI」プロ野球の黒歴史に3つの事件
その最たるものは、球団自らが発売した純金製野村監督像(純金ノムさん)だろう。値段は1体につき100万円というトンデモ便乗商品。まさに関西ノリ、キンキラキンの縁起物ほどわかりやすいものはない。いったい誰が買うんだと思っていたら、阪神ファンで知られる落語家の月亭八方が最初に購入し、総売上数は27体だったとか。しめて2700万円。これぞ厚顔無恥の黒歴史だ。
■「第Ⅱ章~True Love~」
恥という意味では、虎のプリンスと呼ばれてアイドル的な人気を誇った若手時代の新庄剛志が94年にリリースしたCDシングル「第Ⅱ章~True Love~」もすごい。プロ野球選手がふざけて出した企画物ではなく、マジ路線の本格バラード。あまり話題にならなかったため、きっと売れなかったのだろうが、それなら余計に黒歴史だろう。もっとも、現在の新庄を見ていると、まあ彼の場合はなんでもありか、と思えるが。
最後に取り上げたいのは私がかねてミスター黒歴史と勝手に位置付けている西岡剛(BCリーグ栃木)。彼の場合は阪神時代も見ていて恥ずかしくなるようなエピソードが多いのだが(特にインスタ)、やはり一番いちびっていたのは全盛期のロッテ時代だろう。