23年W杯招致に照準 女子サッカー.WEリーグの狙いと課題
そこで日本も遅まきながらプロリーグを創設し、更なる強化に乗り出したというわけだ。
そしてもう1点は、23年に開催される女子W杯の招致活動を有利に進めるという狙いがあると推測される。
現在、開催地に立候補しているのは日本の他にオーストラリア/ニュージーランド(共催)、ブラジル、コロンビアの4カ国(地域)だ。オーストラリアとニュージーランドは、参加国が32チームに拡大されることから共催での立候補を表明した。
現状では、新型コロナウイルスの感染・拡大が続いているブラジルとコロンビアが選ばれる可能性は低く、日本とオーストラリア/ニュージーランドの一騎打ちとなるだろう。開催国の決定は6月25日のFIFAカウンシルで行われる。そこでJFA(日本サッカー協会)の田嶋会長は3日、女子プロリーグの創設を発表したのではないか。
■開催国は日本vsオーストラリア/NZの一騎打ちか
女子W杯は23年7月10日から8月20日までの長丁場だが、プロリーグを秋~春制にすれば日程的な問題はない。日本はすでに19年12月、8つのスタジアムと42のチームとレフェリーのベースキャンプを提案するなど、札幌から沖縄まで全国規模での開催を盛り込んだ招致ブックをFIFAに提案している。