日本ハム“ビッグボス”新庄監督の采配は「奇抜」か「王道」か? 現役時代を知る2人が占う

公開日: 更新日:

 どんな野球をするのか、誰もが興味津々だ。

 4日に就任会見を行った日本ハム新庄剛志監督(49)。えんじ色のド派手なスーツ、高い襟のシャツと奇抜なファッションで登場し、「試合中にインスタライブ配信」や「トライアウトに再参加して自分で自分を獲得する」といった、どこまで本気かわからない構想も飛び出した。

 これには川村球団社長も、「チームを勝たせること」を第一とし、その上で「ファンサービスの実践」と発言。「その順番は間違えないでいただきたい」と、クギを刺した。

 新庄監督とてそんなことは百も承知のはず。2006年に日本ハムの一軍外野守備走塁コーチとして接した平野謙氏(現独立リーグ群馬シニアディレクター)は、「野球以外のことでサプライズはあるかもしれませんが、むちゃな采配はしないでしょう」と、こう続ける。

「日本ハム時代も試合前にさまざまなアトラクションでお客さんを喜ばせてから、きちんと気持ちを切り替えてゲームに臨んでいた。勝って浮かれて何かをするということはありませんでした。外野手としてはとにかく一生懸命にボールを追っていた印象です。当時、外野転向して間もなかった右翼の稲葉(現日本ハムGM)や一軍に定着したばかりの左翼・森本などの面倒をよく見ていましたからね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド