イ・ボミがシード落ち…“スマイル・キャンディー”はコロナ隔離に心が折れてしまった
絶頂期のゴルフは、私の好きなスイングでした。
余計な動きや力感がないのに、芯でボールをとらえて正確に飛ばしていました。「ゴルフって、あんなに簡単なんだ」というスイングのお手本でした。
17年オフに新しいクラブに取り組んだのが、調子を落とすきっかけだったと見ています。18年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」は予選落ち。絶頂期の面影がありませんでした。本人もずっと悩んでいましたが、自分のスイングを見失い、コーチを代えても元の輝きを取り戻すことができませんでした。
それでもここ1、2年は復調の兆しが見られましたが、コロナによる韓国と日本とのダブルでの隔離期間によって心まで折れてしまったのでしょう。親友キム・ハヌルの現役引退もメンタルに影響したはずです。
イ・ボミはいま33歳。
私たちの現役時代はピーク年齢です。いま、小さいころにゴルフを始めて、20歳前後の若い選手が活躍するなどピーク年齢が若くなっています。