「夏の甲子園」の入場券が大幅値上げ! 高野連&朝日新聞が“金儲け”より先にやるべきこと
値上げラッシュが高校野球にも波及した。
日本高野連は27日、今夏の甲子園大会の入場券を値上げすると発表。料金改定は2018年夏にも行われており、それ以前の入場料から比較すると、中央特別指定席は2000円→2800円→4200円、アルプス席は600円→800円→1400円、一、三塁席大人は1500円→2000円→3700円、子ども600円→800円→1200円といずれも2倍超。17年までは無料だった外野席も18年に大人500円、子ども100円となり、今夏からは大人1000円、子ども500円に。高校の部活動の大会がプロ野球並みのチケット代になったことで、大きな波紋を呼んでいる。
朝日新聞の山本秀明高校野球総合センター長は、「暑さ対策と警備の経費が増え続けている。大会予備費も底をつき、日本高野連の基本財産も減少して厳しい状態」と説明。「今後も安定して大会を運営するため」とした。
日本高野連の2020年度の決算報告書によると、コロナ禍で春夏ともに中止となった影響もあり、正味財産は前年度から約5.2億円減ってはいる。