それでもワクチンは打たない “鉄仮面”ジョコビッチの譲らぬ主張とブレない姿勢
ウィンブルドンが始まったところで、テニス誌「テニスマガジン」の完全休刊が発表された。
創刊から53年目。告知は「情報発信の主役が紙からデジタルに変化する時代」と説明する。新聞もそうだが、ネットのせいにしたらおしまいだ。読者の周りの世の中何もかもが変わり、その変化に気づかなかった、追わなかった、とぼけたー―読者離れと言うが、甘ったれてはいけない。読者ではなく、作り手が手放したのだ。
一時は5誌あったテニス誌がほぼ壊滅したのに対し、面白いことに、ゴルフはいまも定期刊行6誌、内情は火の車にしても不定期を入れると年に30誌は出ているという。ゴルフ作家の夏坂健がゴルフには「やる楽しみ」「見る楽しみ」の他に「読む楽しみ」があると言った。
特にクラブスポーツでは勝負や技術自慢はやぼの骨頂なのだが、日本のテニス誌の特徴は連続写真。トップ選手のスイング写真を使ってコーチに解説させる……そんなもので分かるなら苦労はない。昔の連続写真の撮影はジージーうるさかった。ウィンブルドンのセンターコートでマッケンローに唾をかけられたカメラマンがいた。