阪神・西勇輝は「性格に難あり」海外FA権取得で今オフ目玉と思いきや“不人気”の声
「計算できる投手であることは間違いないが……」
阪神OBがこう言うのは、さる8月29日に海外FA権を取得した西勇輝(31)のことだ。
「大きなケガなくこられて、また(FA権を)取れるとは思っていなかった。今はシーズンが終わるまで自分のやるべきことをやるだけです」
こうコメントした西は今季が14年目。18年オフに国内FA権を行使し、4年総額10億円の条件でオリックスから阪神に移籍した。期待通り、2年連続2ケタ勝利をマークしたものの、昨季は右肘の故障に悩まされながら、24試合登板で6勝9敗。規定投球回に達した安定感のある右腕だ。
今季もここまで21試合に登板し、9勝8敗。135回3分の1を投げ、防御率2.19はリーグ2位。4年契約が切れる今オフは、巨人やソフトバンクが狙っているという話も聞こえてくる。
実際、FA権を行使する可能性はある。キャンプ中に糸井と音頭をとって日本一の“予祝”として胴上げした矢野監督が今季限りで退任。エースの座は青柳に奪われ、力のある若手投手も育ってきた。