著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神・近本光司に期待したい! ヤクルト村上宗隆の“五冠阻止”なるか

公開日: 更新日:

 阪神のリーグ優勝が絶望的になった今、虎党の私がもっとも関心を寄せていることのひとつが個人タイトル争いである。

 今季の虎戦士の中で個人タイトル獲得の可能性があるのは、投手では最多勝、最優秀防御率、最高勝率の3冠が狙える位置にいるエース・青柳晃洋と、自身初となる最優秀中継ぎ投手を争う新星・湯浅京己。一方の野手では首位打者、本塁打王、打点王の3冠には誰も届きそうにないが(ヤクルト村上宗隆がすごすぎるのだが)、盗塁王は現時点で近本光司が25盗塁でトップを走っており、2年ぶりのタイトル奪還が期待できる。

 また、近本はヤクルト・村上の三冠王(首位打者、本塁打王、打点王)ならぬ五冠王を阻止する可能性も秘めている。現在のセ・リーグの正式な打撃タイトル(盗塁王は除く)は村上がトップを独走している首位打者、本塁打王、打点王の3部門の他に最高出塁率と最多安打もあるのだが、そのうち最高出塁率はこれまた村上が2位以下を大きく引き離してトップを走っている。世間一般的には村上の三冠王に注目が集まっているが、正式な打撃タイトルは5部門あり、現在の村上はそのうち4冠をほぼ手中におさめている状態だ。

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