著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

日本代表ドイツ合宿の初日に最年少21歳の久保建英が見せた「神対応」

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選手たちの入場で場の空気が一変

 気温15度の快適な中を歩いて、練習開始30分前に到着。その時点ですでに日本人の子供たちや父兄でごった返していた。

 代表のバスが到着すると場の空気が一変。遠藤航(シュツットガルト)を先頭に長友佑都(FC東京)、権田修一(清水)、相馬勇紀(名古屋)の国内組3人を除く27人が次々と入ってくる。

 最年長39歳の川島永嗣(ストラスブール)は記念撮影のために待っていた子供たちに自ら話しかけ、場を和ませる。

■森保監督にサインをねだる少女たちも

 キャプテン・吉田麻也(シャルケ)も笑顔を見せるなど和気あいあいとした雰囲気の中、記念撮影が行われた。

 その後、好きな選手にサインをもらえるフリータイムへと突入。知名度の高い吉田や久保には多くの人が集まった。特に21歳の久保は、小中学生にとって身近な存在。長い列ができていた。彼自身もバルセロナに赴いた11年前にはシャビ(バルサ監督)やイニエスタ(神戸)を前に胸をときめかせたはず。そんな過去も脳裏をよぎったことだろう。

 彼らの様子を遠くから見守った森保一監督のところにも数人が歩み寄り、サインをもらっていた。指揮官も日の丸をつけた現役時代を思い出す好機になったのではないか。

 こうした交流が30分以上続き、練習が始まったのは午後5時半過ぎ。ランニングやフィジカルメニューの後、前日の公式戦に先発した伊東純也(ランス)、日本から到着したばかりの酒井宏樹(浦和)は軽いジョギングをこなし、それ以外の選手はボール回しなど1時間程度で切り上げた。

 だが、ウニオン・ベルリンで出番のなかった原口元気だけは自主トレを実施。4年前の2018年ロシアW杯・ベルギー戦で先制弾を奪った輝きを取り戻すべく、奮闘している姿が印象的だった。

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