“38歳の皇帝”長谷部誠が電撃合流! 森保ジャパンは米国戦にトップ下を置いて戦う
長友は「長谷部さんしか出せないオーラを感じた」
当の前主将は黒のベンチコートを着て登場。3度のW杯を共闘した盟友・川島永嗣(ストラスブール)や長友らと笑顔で会話を交わした。ロシアW杯以来の再会という長友は「いるだけで緊張感だったり、心身ともに整う感じがあるな、と。やっぱり長谷部さんしか出せないオーラをひしひしと感じながら幸せな時間を過ごしました」と手放しで喜んでいた。
練習が始まると、長谷部は反町技術委員長とともにスタンドへ移動。後輩たちの一挙手一投足を見守った。欲を言えば、我々報道陣としては、彼が黄色のジャージで代表選手とともにグランドに立つ姿を見たかった。長友も心の底ではそう願っていたはずだ。
長谷部とプレーしたことのないボランチの守田英正(スポルティング・リスボン)や田中碧(デュッセルドルフ)も同じピッチ上で学べるものは少なくないはず。偉大な先輩の話を聞けるだけでも勉強になるのは確かだが、24日までの間に一緒にボールを蹴るチャンスが生まれるといい。
もちろん重要なのは、米国戦の結果と内容。戦闘モードに戻った長友は「米国は、前から激しくアグレッシブに来る。そこはドイツと一緒。ドイツが挑んだイタリア戦、イングランド戦のデータを見たが、支配率は60%を越えている。
だからこそ、前から行くべきなのか、ブロックを作って守ってショートカウンターに行くべきかの共通認識をより持たなければいけない」と強調。米国との戦いを11月23日のW杯初戦・ドイツ戦(ドーハ)に繋げていく構えだ。