阪神藤浪メジャーでの意外な人気とベストな移籍先 近年低迷、死球禍でも潜在能力を高評価

公開日: 更新日:

「彼の真価を生かそうと考え、獲得を考えている強豪球団が意外と多いと聞きました」

 のっけからこう言うのが、米紙コラムニストのビリー・デービス氏だ。

 昨17日、阪神にポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認された藤浪晋太郎(28)が会見を行った。

「(球団には)世界最高峰のところで勝負したい、と。(入札を)容認してくださった球団に感謝したい」

 と話した藤浪。

 もっとも、メジャー挑戦について懐疑的な声は少なくない。26試合に先発した2017年を最後にほぼ戦力になっておらず、今や「死球」は藤浪の代名詞。今季も16試合に登板、10試合に先発したが、防御率3.38。先発防御率3.84は12球団の同平均3.26にすら及ばない。「世界最高峰で勝負」以前の問題に映る。

 しかし、米球団の見方は違うようだ。

 冒頭のデービス氏は「高卒1年目から3年連続2ケタ勝利をマークしたように、ポテンシャルは高く評価されている」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド