日本ハム近藤健介「FA宣言」決断のウラ側 新庄監督の迷走采配に“幹部候補生”三くだり半!
ビッグボスの来季構想への影響は計り知れない。
■新球場の顔が悩んだ末に
2019年オフに結んだ3年契約が終了した日本ハム・近藤健介(29)が、今季取得した海外フリーエージェント(FA)権の行使を決断。一部スポーツ紙は、国内球団への移籍を視野に入れ、流出の可能性に言及している。シーズン終了後に権利の行使について「悩んでいる」と打ち明けていたが、腹が決まったようなのだ。
「監督がどうこう言える問題じゃない。本人の人生」と話していた日本ハム・新庄剛志監督(50)にとっては痛恨だろう。口ではそう言いながら、昨オフの就任以来ずっと頼りにし、残留を願っていた大黒柱の流出である。本来なら、いよいよ23年に開場する新球場エスコンフィールドの顔になる選手。慰留に努めていた球団も「将来的には監督を含めた幹部候補生」と評価していた。それでも、権利を行使するというなら、よほどのことである。
■目まぐるしく変わる起用法に…
「原因は新庄監督です」と、さる球界関係者がこう言った。
「昨年の就任会見でいきなり『優勝なんか目指さない』とブチ上げてスタート。『今年はトライアウト。選手全員を一軍で使う』と言って目まぐるしく選手を代えた。多くを本職ではないポジションで使い、新たな可能性を探った。近藤も新庄監督の方針で左翼から中堅へ回っている。チャンスがもらえる若手ならまだしも、ある程度、固定したメンバーでどっしり戦いたい主力にとって、起用法がコロコロ変わることが、最もやりにくいはずですから」