著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【This isn't supposed to be possible.】「不可能を可能にする男」ファンからの最大の賛辞

公開日: 更新日:

 大谷翔平ファンを公言する米FOX SPORTSのベン・バーランダー記者は、大谷が自己最長の18試合連続安打をマークした10月4日(日本時間)のアスレチックス戦を振り返り、「その期間のショウヘイの防御率は0.90。マウンドに立った20イニングで、奪った三振の数は25だ」と前置きして、

「This isn't supposed to be possible.(本来は可能であるはずがない)」

 と、言っている。

 続けて、「ベーブ・ルースも当時、『投手としてローテーション入りしながら、一方で毎日打席に立つことは、“Not sustainable(不可能)”だとコメントしている。二刀流が困難なことは、ベーブ・ルースも認めているではないか」と言った。

 “sustainable”は、日本でも流行する「持続可能」という意味だが、“not”が入れば、「持続不可能」ということになる。

 “suppose”は「想定する」「推測する」の意味で、“supposetobe”は「~するはず」。例えば、「You are not supposed to be here.(あなたはここにいないはずだ)」と言えば、「お帰りください」を意味する。

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