阪神・岡田新監督が「守りの野球」掲げ…“窓際行き”ピンチの矢野チルドレン3人の名前
正捕手は「梅野でいきます」と即答
新監督が固定するのは二遊間だけではない。
監督就任が発表された直後、関西ローカル局のユーチューブチャンネルに出演した岡田監督は、進行役の正捕手に関する質問に、「梅野(隆太郎=31)でいきます」と即答した。阪神OBの話。
「矢野前監督は、単調なリードになりがちで、投手からの評判もあまり芳しくなかった梅野より、投手の持ち味を引き出す配球ができる坂本誠志郎(28)を買っていた。岡田監督は梅野が期待に応えるプレーができるなら、それこそ全試合でスタメンマスクをかぶらせるつもりではないか」
当の梅野も監督が交代してやる気満々らしい。
今季、自己最多の123試合に出場し、左翼レギュラーの足掛かりをつくった島田海吏(26)も立場は危うい。
「外野でポジションが決まっているのは中堅の近本光司(27)だけ。右打ちの外野手・森下翔太(中大)をドラフト1位で指名し、助っ人野手の獲得調査も行っている。島田もレギュラー候補ではあるものの、いかんせん守備のミスが多い。岡田監督はむしろ、二軍でくすぶり続けている2016年新人王の高山俊(29)のことを気にかけているらしい。島田は来春キャンプ、オープン戦でよほどアピールしない限り、代走要員になるでしょう」(前出のOB)
3人の「矢野チルドレン」、来季は野球人生を左右する1年になる──。