巨人ブリンソン“少年野球レベル”のミス続き…原監督「打撃偏重采配」がV争いの足かせ
■東京ドームに飛び交った「またかよ~」
その後、5月3日のヤクルト戦でも、三回1死二塁から中飛の際に二走として猛然とスタートを切ってしまい併殺。これも2アウトと勘違いしたからで、東京ドームで「またかよ~」という巨人ファンの怒号が飛ぶ事態となった。
「アウトカウントの間違いはプロとして論外です。一塁走者として一塁から二塁にタッチアップを試みようと一塁ベース付近で待ち、打球が抜けてからスタートをしたけど二塁止まりという判断ミスもあった。普通なら1点が入るところでした。延長時に牽制に誘い出され、原監督がベンチを叩いて怒った試合もあった。走塁の判断はセンスによるところが大きいので、練習で改善できる問題ではないかもしれない。原監督の『打撃優先』の選手起用が、チームの足かせにならなければいいのですが……」(山崎氏)
巨人の山口寿一オーナー(66)はこの日(10日)、都内で開かれたプロ野球のオーナー会議後、今季が3年契約の2年目の原監督の手腕について「お任せしているわけだから。戦力が十分にそろっていない段階で開幕をして体制を整えてきています。7月、8月と勝ち星を重ねていければ、先が見えてくる」と言及した。
原監督が重宝する助っ人が、浮上の勢いをそいでいるとしたら、オーナーのエールもうのみにできない。