プロ垂涎! 都市対抗野球に出場する社会人ドラフト候補3人の「ウリとキズ」

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度会隆輝(ENEOS/外野手・20歳・183センチ・83キロ・右投げ左打ち)

 東京ドームで行われている社会人の都市対抗野球大会は23日に4強が出そろう。毎年この大会で活躍し、プロの評価を上げる選手がいるが、今大会はどうか。ドラフト上位候補3人のウリとキズは──。

■コンタクト力と長打力を兼ね備える首位打者候補

 名門・横浜高から入社2年目だった昨夏の都市対抗では打率.429、4本塁打、11打点と大活躍。MVPである橋戸賞に輝き、ENEOSを優勝に導いた。

 父はヤクルトで活躍した度会博文氏(51=現ヤクルトアカデミーヘッドコーチ)。某球団のスカウトがこう言う。

「バットコントロールが巧みでコンタクト力が高い。プロで首位打者を狙える素材。スイングスピードが速いので長打力もある。外野も内野も守れて足も速い。性格的に大事な試合で力んで空回りすることがあるが、1位の12人に入ってくる選手」

 千葉県市川市内の自宅の庭には打撃用のネットが設置してある。主に母に20年以上もの長きにわたり、トスを上げてもらい、スイングを磨いてきた。

 アマチュア野球に詳しいスポーツライターの美山和也氏がこう言う。

「中学時代に所属していた千葉の佐倉シニアでは、40センチくらいの短いバットで内角球をさばく練習をしたり、逆にノックバットのような長いバットでヘッドを利かせる練習をやります。度会がインコースをさばくのがうまいのも、遠くへ飛ばせるのも、小さい頃から積み上げてきたスイング量のたまものであり、佐倉シニア時代の練習が原点になっているのではないか」

 趣味はカラオケでモノマネが得意だという。天真らんまんな性格でムードメーカーだった父親譲りだ。

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