巨人に「桑田監督」待望論…原監督の投手起用に渦巻く不満、ファーム防御率はリーグ首位
ネット上の「原批判」が再点火したのは、2日のDeNA戦だった。
七回までに7投手をつぎ込む“マシンガン継投”で失点を重ね、最後は内野手の北村をマウンドに上げざるを得なくなるという失態。CS争いのライバルを相手に4-13で大敗すると、
<いたずらに投手を浪費するだけの原采配><自責2の先発横川を1回で代えるからこうなる><試合の解説していた工藤を監督に><原はとっとと辞めてくれ>
と、G党とおぼしきファンの怒りが爆発した。
このDeNA3連戦で計29失点。開幕前から不安視された投壊はこの期に及んでも解決されず、先の中日3連戦を計1失点に抑えたところで逆転CSの機運は盛り上がらない。<政権交代が実現するなら、Bクラスで終戦した方がいい>との声もあるほどだ。
■倒壊続く一軍とは対照的に…
「実際、チーム内でも投手陣に対する同情の声が多くあると聞きます。先発陣は早期降板にビクビクし、リリーフ陣は開幕からずっと勝ちパターンも負けパターンもなく登板する状態ですから、リーグ5位のチーム防御率3.58も仕方がない。ここにきて、桑田ファーム総監督の一軍復帰、監督就任を望む声まで出始めています。一軍の惨状とは対照的に、二軍のチーム防御率はリーグトップの3.12で昨年の3.69から大きく改善。桑田総監督はベンチ入りこそしていないものの、投手陣からの評判がやたらといい。若手投手へのアドバイスはもちろん、故障で離脱した抑えの大勢のリハビリに寄り添い、なかなかチャンスが回ってこない中堅へのフォローも欠かさない。一軍にいた昨年は、投手の消耗を防ぐため、原監督と投手陣の間に立って、防波堤の役割を果たした。もともと投手陣にはシンパが多いですから」(巨人OB)