巨人・大勢「ふがいない成績」でも100万円減で済んだ損得 WBCがなければ1億円突破だった?

公開日: 更新日:

 巨人大勢(24)が7日、都内の球団事務所で契約更改し、100万円減の年俸5600万円でサインした。「ふがいない成績だったので、もっと下がるかなと思ったけど、WBCとか春先の成績で100万円減と言われました」と明かした。

 2年目の今季は侍ジャパンの一員として3月のWBCに出場。アメリカとの決勝では七回を封じるなど4戦無失点で、世界一に大きく貢献した。

 帰国後は開幕から抑えを務めたものの、6月末に右上肢のコンディション不良で登録を抹消。長期離脱を余儀なくされた。9月に復帰後も3試合連続で失点を喫するなど精彩を欠いた。結局27試合に登板して3勝0敗14セーブ、防御率4.50と不本意な成績に終わった。

 さる球界関係者がこう言う。

「WBCでの活躍が評価されて大幅ダウンは免れたというが、WBC組では湯浅(阪神)、宇田川(オリックス)らリリーフ陣がシーズンに入って軒並み故障で離脱した。激戦の負担や例年より早く仕上げた負担が大きかったといわれる。大勢もWBCがなかったら、一年を通じて投げられたかもしれない。37セーブを挙げた昨年のような活躍をしていれば、1億円プレーヤーになっていたかもしれないのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」