佐々木朗希は常にマイナー降格と隣合わせの崖っぷち…実績十分の先発陣ゴロゴロで代わりはいくらでもいる

公開日: 更新日:

結果を出し続けるしかない

「昨季2ケタ勝利を挙げた先発もストーンただひとり(11勝)。続くのはグラスノーの9勝です。ドジャースのフロントは必ずしも先発に2ケタ勝利を求めていない。その代わり、投げたときに結果を出してくれというスタンス。それだけの実力も実績も備えた投手をあえて飽和状態にして、代わる代わるフレッシュな状態で起用するプランなのです。そうやって勝率を上げるだけではない。すでに人気も知名度もある先発を交代で起用することによって、ファンを飽きさせないことも考えています。ただ、強いだけでは集客面で限界がありますから」

 佐々木はまさしくドジャースにフィットする存在と言えるのではないか。

「ただし、佐々木を除く先発候補はメジャー契約を確約され、40人枠にキープされることが確実です」と、前出の特派員がこう続ける。

「彼らはたとえ故障で離脱してもIL(負傷者リスト)に入るだけでマイナーに降格することはない。それだけの実績があり、それなりのカネも払っているからです。でも、マイナー契約の佐々木は違う。ドジャースの2A、3Aには若手有望株がゴロゴロいて、先発も毎年のようにメジャーデビューしていますからね。佐々木が故障で離脱しようものなら、彼らと入れ替わりでマイナー落ちを余儀なくされる可能性は高い」

 佐々木以外は故障してもロースター枠を外れないけれども、メジャー枠を確約してもらっていない佐々木だけは別。フリードマン編成本部長は佐々木に関して、登板間隔に注意しながら起用していくことを示唆しているものの、少しでも不安があるようならマイナー降格は待ったなし。要するに、常にマイナー落ちと隣り合わせの状況で投げ続けなければならないのだ。

 まして、これまでのように「しっくりいかないから」などと自分から言い出そうものなら、即マイナー。「マイナーから這い上がって世界一の投手になる」のが目標だとすれば、ドジャースでは結果を出し続ける以外ないーー。

  ◇  ◇  ◇

 図太い神経の持ち主としても知られる佐々木はロッテ時代、しばしばチーム内から顰蹙を買ってきた。「ある事件」ではベテランがブチギレて説教したほどだったという。いったい何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も