「ソトゴト 梟が目覚めるとき」森詠著

公開日: 更新日:

 警視庁公安部外事課の捜査官・猪狩は、過去の殺人事件の捜査のため新潟県警捜査1課の田所に協力を求める。

 6年前、糸魚川市で縊死(いし)事案が発生。第一発見者は当時交番勤務で巡回中の猪狩だった。所轄署は自殺として処理を進めるが、猪狩の疑問を聞いた田所により殺人として捜査が始まった。しかし、公安の介入で捜査は中断されたままになっていたのだ。実は、殺された男は公安の特別協力者で、その正体は古三沢という男に成りすました北朝鮮の元工作員だった。田所の協力を得て捜査に取り掛かろうとした矢先、東京五輪開催中に原発を標的にしたテロ計画が進んでいるという情報がもたらされ、猪狩らは東京に呼び戻される。

 公安刑事猪狩誠人シリーズ最新刊。

(祥伝社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  3. 3

    清原ジュニアが現役引退表明…今度はテレビ局が争奪戦か? こんなにいる慶大野球部出身アナウンサー

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    斎藤元彦知事“火に油”の言い逃れ…知事選でのPR会社「400人分の仕事はボランティア」の怪しさ不自然さ

  2. 7

    大山悠輔「阪神決別説」が急浮上! 巨人だけじゃない、まさかのダークホース球団が虎視眈々

  3. 8

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  4. 9

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 10

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ